先週、人生で初めてろくろを使って陶芸体験をしてきました!
個人的には「コップの作り方」が一番衝撃的でしたが、
今回は陶芸をしている時の「心が反映される」ことについて重点を置いてお話ししたいと思います。
陶芸開始
朝9:30開始。陶芸教室の先生からさっそく、お皿、コップ、茶碗の作り方を教えてもらいました。
わたしの茶碗の土台⇩ このように少しづつトグロを巻くように段を重ね、下の段と滑らかになるように合わせていきます。
くりねこ の作った作品2点
1つ目のお椀⇩
2つめの取り皿⇩
きのこ(のフォルム)が好きなので、押しておきました。
ふちがぼこぼこですが、個人的にはお気に入りです。
心が反映される
陶芸には自分の心が反映されると感じました。
先生に、「焦っているから、お椀の厚さにムラがある」と言われました。
「初心者だから」「不器用だから」厚さにムラがある、ではなく、
先生から、「焦りがあるから」お椀の厚さにムラがあるよ、と言われたのです。
「焦って作ったから」ムラが出た、という理由に、ハッとしました。
最初の作り方の説明の時点で、先生が、「疲れたら、休んでください」とおっしゃっていたのですが、
その真意はその時まで気づいていませんでした。
「作品に影響が出るから」休んで、また再開してください、と言っていたのだと気づきました。
2つ目のわたしの作品を見ていただくとお分かりかと思いますが、縁がぼこぼこです。
2つ目を作っていたときは、実のところ疲れが出てきていたし、時間がもうなかったので、さっと仕上げたので、そんな仕上がりになってしまったと思います。
さすが、先生、「焦り」が作品に反映することをご存知だったようです。
あっというまの2時間
先生とその助手の方が親切に作り方を教えてくださったので、楽しい2時間でした。
あっという間でした。
土を触っていたら、いつの間にか2時間経っていた、なんて
とても幸せなことです。
心の落ち着き
使える食器を作りたい!と思って陶芸体験にきてみましたが、思わぬ収穫がありました。
心の乱れが、作品に影響するということです。
小学校の時の美術の時間を振り返ってみると、だいたい時間が足りなくて、さっと仕上げてしまったり、
友達の作品が気になって、自分の作品に劣等感を感じたり、とあまり自分の作品に向き合うことがありませんでした。
だから、美術の授業に自由に表現するという考えはありませんでした。
しかし今回、自分の心と向き合うことで、落ち着いた心で、丁寧な手作業ができるのだと気づきました。
これは個人的には大きな収穫でした。陶芸はたまたまの思いつきで行くことになりましたが、行ってよかったです。
2時間、土に触れながら、ものづくりに没頭できます。作る瞑想と言ってもいいと思います。
非常ににおすすめの体験です!ついでに作ったものを毎日家で使えます!
分厚い土偶みたいな食器になってしまうとしまう場所も取るし、洗いにくいし、使いにくいし、とデメリットが勝ってしまうかもしれないので、不器用だという認識がある方は、先生に相談しながら使いやすい形に仕上げていくのがいいと思います!
手直ししながら、作りたい形に近づけていってくれると思いますよ!
思い出した恩師の言葉
大学で大変お世話になった、S先生に言われた言葉があります。
「安物の食器を使っていると、感性が歪む」です。
当時20代前半でお金もなく、基本的に食器は100均一か、もらいものでした。
そう先生に話したところ、信楽焼の茶碗を買ってくださいました。
使っていたら割れてしまって、もう家にはありませんが….
なんとなく、今回の陶芸体験で、先生の言っていたことがわかった気がしました。
作った人の心が作品に入っているからです。
芸術はいろんな形がありますよね。絵画、彫刻、ダンスなど。
その中でも陶芸は自分で作った作品を、毎日使えるんですよね。
使いやすい食器が作れたら、という条件はありますが….
丹精込めて作った作品を自分の手で使って、洗って、また使えるなんて、最強の芸術だと思います。
見るだけじゃなくて、使えるという、実用性があるところも好きです。
陶芸は没頭できる作る瞑想
また体験したいと思います。
次は、もっと上手く作れるように。
もっと心を落ち着かせて作れるように。
没頭できる2時間をまた味わうために。
出来上がりは1ヶ月後!楽しみだにゃ
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